Movies,Musics,and More

気の向くままに、現在と過去のcultureについて綴ります。どうぞ、お気楽にお付き合いください。

映画(洋画)

フランス映画『若い女』、おもしろかったですー

『若い女』を観てきました。 ※ 右目と左目の光彩の色が違ういわゆるオッドアイ これが主人公なんですけどね。 31歳 もう『若い』とも言いかねる年令。 冒頭、10年つきあった恋人に捨てられます。 「あたしを部屋に入れろ!」と、 高級マンションの恋人の…

『レディ・バード』「十代=恥かき時代」のクロニクル

どこにでもいるような女子の、高校生活を描いた青春映画 「レディ・バード」を観てきました。 この作品、昨年のアカデミー賞6部門にノミネートされてます。 その割には比較的地味な公開ですが、大変良い映画でした。 物語のはじめに「主人公が名乗りをあげ…

『犬ヶ島』の動画など

『犬ヶ島』二度目を観ました。 面白い。何度でも観たい! で、まだ観ていない方のために、 「冒頭3分の映像」 というのがあったのでYoutubeからアップします。 仲代達也みたいな神主と 日本絵巻的なプロローグ(シンメトリー、横移動) そしてそれに続く、…

ウエス・アンダーソンの作品と新作『犬ヶ島』のこと

とうとう、というか、ようやく 『犬ヶ島』を観てきました。 あの「ウエス・アンダーソン」監督の新作です。 この監督の作品を最初に観たのは、 『ムーンライズ・キングダム』(12年)でした。 これです。 そして、次に観たのが『グランド・ブダペスト・ホ…

「RAW 少女のめざめ」 ホラー映画の過去と進化形 メタファーとしての映画

「RAW 少女のめざめ」を観てきました。 ホラー映画です。 以下、多少「ネタバレ」を含みます。 まず、ざっと内容を説明します。 大学に入学して学生寮に入った主人公の少女 新入生歓迎のイベントで、先輩たちにムリやり生肉を食べさせられ (彼女はベジタ…

「シェイプ・オブ・ウォーター」感想 「王子を救うシンデレラ」あるいは「水と指」の映画

話題のギレルモ・デル・トロ監督の 「シェイプ・オブ・ウォーター」を観てきました。 今回のアカデミー賞では 「作品賞」をはじめなんと4部門の受賞(※7)となりました。 この監督の作品は、これまで 「ミミック」「パンズ・ラビリンス」「パシフィック・…

『イージー・ライダー』とは何だったのか

※旧ブログの記事ですが(2018-01-22) 我らが哀しき王子=ピーターフォンダを扱っています。 「王子」関連記事としてお読みください。 先日立川で、 あの伝説の映画「イージー・ライダー」(69年)を 大スクリーンで観て来ました。 シネマツー名物の「爆音ナ…

「ブレードランナー2049」を観た

「ブレードランナー2049」を観ました。 新宿、ゴジラビルの映画館です。 実は、もう2回観ました(笑) 「期待通り」というのもおこがましいのですが、 とにかく見る前の期待が大きかったですからね。 というか、こちらは「無い物ねだり」をしているわけで、…

新しい「ブレードランナー」が観たい! そして新しい「エイリアン」がどうにも…

「ブレードランナー」 今でこそ「SF映画の金字塔」などと立派な評価を受けていますが、 82年の公開時は興行的にはコケた作品でした。 画像はその時のプログラムです。 「一般受けしない」と考えられたのでしょう。 ろくな宣伝もされず、少ない劇場で短期…

はい「ダンケルク」観ました!

さて、「ダンケルク」です。 映画館に行くたびに、さんざんこの映画の予告編を観せられたので、 とても楽しみにしていました。 いや、観て良かった!!こんなにもリアルに「戦場」を体験させてくれる映画というのは、 かつてなかったと思います。 いえ。 「…

父の四十九日。そして『パターソン』という作品

今日は、父の四十九日。そして納骨でした。 9年前に母が亡くなったのも、 やっぱり夏の暑い時期でした。 寺の蝉の声に住職の読経が被さって、 そのまま9年前の記憶と重なりました。 色々と思うことはあるのですが、 母の骨壷の隣に父の物が収まるのを見て…

「ありがとう、トニ・エルドマン」

時期的に仕事が忙しくて、 あいかわらずの週休1日体制。 でも、映画だけは観ています(当たり外れあり) 今回ご紹介するのは「ありがとう、トニ・エルドマン」という作品。 これは大変良い映画でした。シリアスな部分のあるコメディといった感じでしょうか…

「午後8時の訪問者」

良い映画でした。 妙な喩えですが 「50ポンドの肉」という注文に対して、 肉の塊からきっちりと 「50ポンド分の重さの肉」を切り出す。 当たり前なことを、当たり前に 真面目に努力する。 49でも、51でも、だいたいまあ 約50くらい。 それは、この…