「昭和30年」について(はじめに①)
かなり、久しぶりのブログになります。
新しい店舗を開いての、新装開店です。
お世話になる大家さんを変え、
気持ちも一新、
店の名前も変えております。
少々説明をせてください(その1)
私が生まれた昭和30年は、
日本が敗戦を迎えて、ちょうど10年目の年です。
前年に「ゴジラ」が公開され、
翌年には「もはや『戦後』ではない」と経済白書で宣言されて、
いよいよ高度経済成長が始まることになります。
民放のテレビ局が開局。
ちなみに同年生まれの有名人を挙げると、
なんとなく
イメージをつかんでもらえるのではないでしょうか。
「団塊の世代」と呼ばれる、
終戦のベビーブームに生誕し、
その後長く「戦後文化」を牽引してくれ人たちとは、
明らかに空気感が違います。
物心がついたときには、
お茶の間に当たり前にテレビがあった、
最初の世代なのです。
小さな頃は月刊漫画誌で、
週刊誌全盛期には「おそ松くん」や「オバケのQ太郎」に大はしゃぎ、
「墓場の鬼太郎」「サイボーグ009」で興奮し、
10代も終わりに近く、
高校を卒業した年でさえ、
私も友人たちも、
髭の生え始めた顔をブラウン管に向けて、
「宇宙戦艦ヤマト」を眺めながら
ご飯を食べていたのです。
つまり、
今や世界に広がる「オタク的感性」を、
本国日本において、最初に身に宿した世代
と言えるでしょう。
ちなみに
空気清浄機に「コスモクリーナー」と名付けた
麻原彰晃も同い年です
『「王子」について』につづきます
「王子」について(はじめに②) - 昭和30年生まれ「アングラ王子」のブログ